FANCOMI Ad-Tech Blog

株式会社ファンコミュニケーションズ nend・新規事業のエンジニア・技術ブログ

自作アプリで広告配信

はじめまして、株式会社ファンコミュニケーションズで8月20日~24日の5日間インターン生としてお世話になりました大山です。
私は広告配信用モジュールnendSDKチームで自作アプリへのSDK導入を行ったので、その振り返りをしようと思います。

やったこと

1日目

まずは入社書類を記入し & アドネットワークの仕組みについて簡単に教えていただきました。
その後、今回のインターン課題を設定。私は最近趣味でAndroidアプリ開発を行なっており、ちょうどJavaからKotlinへと移行したところだったので、「Kotlinで開発がしたい!」と申し出ました。
最終的に自分のインターン課題は、現在開発中の自作Androidアプリを完成させ、nendSDKを利用してアプリ内で広告配信をするということに決定。
開発中のAndroidアプリというのは、自分がKotlinの練習も兼ねて作り始めた目覚ましアプリで、ざっくりとした仕様は以下の通り。

  1. 起きたい時間を入力し、アラームセット
  2. 時間になるとアラームが鳴り出し、同時に玉転がしゲームスタート
  3. 端末を傾け、玉を穴に落とさずゴールまで運ぶことでアラーム停止
    (神経を集中させるミニゲームで目を冴えさせて二度寝防止)

インターン開始時点でゲーム部分はほぼ完成していたので、今回は主に目覚ましアプリとしての部分を実装していくということに。
他には、広告の表示タイミングや広告形式の決定、Androidアプリの開発環境構築などを行って初日は終了。

2日目

ゲーム部分の微調整を行なった後、アラーム設定画面の作成開始。
アラームをセットした時間が来たら、当然他のアプリを起動していたり端末がスリープ状態であってもアラームが鳴ってくれないといけません。そこで、アプリがバックグラウンドにいる際に、設定時刻が訪れたという端末からの通知を受け取るレシーバー等も作成。
あまり使い慣れてはいないKotlinでの開発でしたが適宜ググりつつ大きな問題もなく進行。というか諸々Javaで書くよりシンプルになっててKotlin万歳!

3日目

 アラーム起動時の音楽再生処理も実装しアプリの主要機能は完成。
いよいよ広告表示機能の実装に移りました。
アプリやWebサイトで広告配信をするといった経験はゼロだったので、ここの作業が一番苦労するだろうと予測していました。
スケジュールとしては3日目をほぼ全部費やすつもりでいました。

 

結果としては、10分足らずでサンプル広告の表示に成功

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わかりやすい公式ドキュメントも用意されており、作業も単純でした。
特にバナー広告なんてレイアウトファイルやらに数行ちょちょっと足してあげるだけで作業が終了し、なんというか拍子抜け...。
広告表示が予想外に早く終わったので、その後はアラームのキャンセル機能追加だったりゲーム部分のステージ追加だったりといった細かい所を詰めていく段階に入りました。

4日目

 とりあえずアプリは仮完成。ということでSDK開発チームの方々にレビューしていただくことになりました。
しかし、コード共有のためにGitHubのリポジトリにプッシュしようとしているときに問題発生。(正確には初日の段階でローカルリポジトリに問題が発生していた)
強引に歴史改変を繰り返しながらなんとかコードレビューをしていただける所まで持って行けたのですが、この一連のGit作業にこの日の大半を費やすこととなり、Git力不足を痛感しました。精進します。

5日目

最終日ということでレビューしていただいた点を時間の許す限り修正。
加えて退社手続き書類を書いて、このブログを書いて、インターンは無事終了!

感想

nendSDKを使った広告表示は思いのほか簡単で、東京メトロの乗り換えは思いのほか大変でした。

インターンへの参加は今回が初めてだったんですが、オフィスは綺麗で作業環境は自宅より快適で全く不自由なく開発できました。
自分の書いたコードをレビューしてもらう機会は普段なかなか無いのでドキドキでしたがいい経験になりました。
また、お昼にはランチにも連れて行ってもらったりと社員の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました!