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AWS re:Invent の歩き方(1.申し込みと事前準備編)

こんにちは。インフラチームの ka_yagi です。現在ラスベガスで開催されている AWS re:Invent 2016 に参加しています。今回から複数回にわたり、本イベントの内容をリアルタイムでお伝えしていきます。今回は、基本情報編として AWS re:Invent の概要とイベント参加までのスケジュール、そしてイベント当日の手続きについてご紹介します。

今回の内容

  1. AWS re:Invent とはどんなイベントなのか
  2. どんな人が参加するイベントなのか
  3. イベント参加までのスケジュール
  4. イベント当日の手続き

1. AWS re:Invent とはどんなイベントなのか

「エンジニア」が参加する「学習型カンファレンス」です。AWS の新技術やトレンドの基調講演となる Keynote をはじめに、AWS Certification のハンズオンセミナーや Bootcamp といった実地体験型セッション、AWS サービスを用いての事例紹介のセッションが豊富に開かれます。セミナー/セッション以外でも GameDay(パフォーマンスチューニング大会)や Pub Crawl(ダンスパーティ)といったお祭り要素が高いイベントもあります。

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2. どんな人が参加するイベントなのか

基本的に業務で AWS を使用している SRE 系エンジニアが対象となります。セッションは、AWS の知識の度合いによって 2 〜 4 の 3 段階のコード番号で区別されています。例えば、BDM206 というセッションはそのトピックの入門的な概要なのに対して、CMP312 は事前知識が必要とされるもの、BDM401 はトピックを深堀りするもの、といったところでしょうか。

  • BDM206 - Understanding IoT Data: How to Leverage Amazon Kinesis in Building an IoT Analytics Platform on AWS
  • CMP312 - Powering the Next Generation of Virtual Reality with Verizon
  • BDM401 - Deep Dive: Amazon EMR Best Practices & Design Patterns

3. イベント参加までのスケジュール

オンラインでアカウント作成とチケットを購入後、参加したいセッションの予約が必要になります。チケットの購入については、AWS をすでに使用している会社で担当の営業様やSA(Solution Architect)様がいらっしゃる場合、フリーチケットをご提案していただける場合も多いようです。チケットの値段は基本的な Full Conference Pass で $1,599 になります。

イベントは 11 月下旬から 5 日間にわたって、アメリカのラスベガスで開かれます。そのため、航空券とホテルは自分で手配しなくてはなりません。ただし、AWS Japan 社がそれらの事務処理をまとめて行ってくれる参加ツアーを用意してくれていますので、そちらを利用される方も多いようです*1

イベントまでのスケジュールをざっとまとめると以下になります。

6月中旬 イベント申し込み開始および re:Invent のアカウント作成
9月中旬 イベント申し込み締め切り/航空券とホテルの手配(ツアーに参加しない方)
11月初旬 AWS Japan 社によるイベント概要説明会(参加は任意)
11月中旬 各セッションのオンライン予約
11月下旬 スマートフォン用 re:Invent アプリのダウンロード開始
11月下旬 イベント開催

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4. イベント当日の手続き

イベント当日にまずは Registration というカウンターで PC から自分の re:Invent アカウントにログインし、参加者登録を実施する必要があります。登録には、re:Invent アカウント/パスワードおよび本人確認のためのパスポートが必要になります。登録時に写真撮影も実施され、登録が完了すると名前付きのIDカードを受け取ります。このIDカードはイベント中の最重要アイテムとなります(詳しくは次回で説明)。

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また、パーカー(SWAG) と echo dot ももらえます(個人情報保護のため ID カードの写真と名前の一部をおみやげ用のキーホルダーをかぶせています)。

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このIDカードはイベント中の最重要アイテムとなります。スキャンすることで参加者の様々な情報が管理されるようになっています。各セッションへの入場や景品の受け取りに必要なものなので常に首から下げて携行しておくのがよいと思います。

またイベント開始 1 週間ほどに専用アプリが利用可能になり、こちらからスケジュール確認やセッションのフィードバックも行えるようになりますので、セッション参加前にアプリをインストールしておくことをおすすめします。

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次回は実際にイベントの内容についてお伝えしていきます。お楽しみに!

*1:今回、私はサンフランシスコに寄る都合のため、ツアーには参加していません。そのため、渡航に関する事前準備は全て個人で行う必要がありました。この点、ツアーを利用すればその手間と時間を短縮可能です。また、ツアー参加者は会場のホテルに滞在するので移動する必要がありません。その他にも日本語セッションなどの特典があるようです。ツアーは人気ですぐ埋まってしまうのでご予約は早めにしたほうがよさそうです