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AWS re:Invent の歩き方(2. 会場の歩き方編)

こんにちは。インフラチームの ka_yagi です。現在ラスベガスで開催されている AWS re:Invent 2016 に参加しています。今回からは実際にイベント当日の情報をお伝えしていきます。

今回の内容

  1. IDカードが持つ4つの役割
  2. セッションの評価によるフィードバック
  3. 会場で提供されるサービス

IDカードが持つ4つの役割

まずは前回の最後にご紹介した「re:Invent 中の最重要アイテム」である IDカードについて説明します。IDカードの持つ機能は大きく分けて 4 つあります。

  • 1. 会場を移動する時の身分証明書

Venetian, Mirage, Encore といったホテル間を移動する際に基本的な身分証明書として機能します。前回の記事で紹介した登録時に re:Invent の web サイトの個人情報が ID カード内部の IC チップにリンクされています。

  • 2. セッション会場への入場パス

各セッションが開催されている部屋に入る時に ID カードはスキャンされ事前登録の有無をチェックされます。会場への入場は登録者がまず優先されます。登録していない場合、WaitList の列に加わる必要があります。時間になっても空席がある場合、WaitList の先頭から順番に案内されます(オンラインでの事前予約をしっかりしておかないと、どのセッションにも参加できない可能性もありますのでご注意ください)

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  • 3. 朝食/昼食時のバウチャー

参加者には朝食と昼食が無料で提供されますが、この時に ID カードを写真の面を向けて見せる必要があります。「Make your card visible! Make your card visible! 」と案内のおばさん(失礼)が連呼しているのはこれです。

  • 4. ベンダブースでの景品引き換えのバウチャー

ホール一つを貸し切ってクラウド関連のベンダーがずらっと並びますが、こちらのベンダーで無料の T シャツやそのた景品を受け取るさいにも ID カードのスキャンが実行されます。

セッションの評価(EVALUATIONS)によるフィードバック

各セッションに参加したらフィードバックとして内容の評価をして運営側に伝えることができます。フィードバックをしなくても特にペナルティは発生しませんが、一部景品として配布されるアイテムがもらえません(このチェックも景品の配布時に ID カードのスキャンを通して実施されます)。

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運営側の立場に立つと、こういった景品というインセンティブを与えることで、参加者にセッションのフィードバックを促し、毎年のセッションの質を維持する狙いがあると思われます。登壇者の立場からいうと、確実に一定数の評価をされることでとても緊張感があるシステムとなっています。こうやって来年以降のセッションが自然淘汰 & 会場の優先順位付けが決定されていくのでしょう。評価はアプリからでなく各所にある EVALUATIONS の PC からもできます(ですがアプリの方が楽チンです)。

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会場で提供されるサービス

無料Wifiが提供されており、Wifi情報は登録時に渡される小冊子の表紙に書かれています。ヘルプデスク(HELP DESK) や手荷物預かり(BAG CHECK)の他、参加者からの質問をうけつけるスタッフ(ASK ME の T シャツを着ています)がところどころに立っています。とにかく会場は広いので行き先に迷った時はどんどん聞いてみるのがよいと思います。アジェンダも電子掲示板で確認することができますが、アプリの方が便利です。また会場内の数カ所にイベントののぼりを持ったスタッフもいますので、ホテル内で方向感覚がわからなくなった場合は目印にしてもよいでしょう。水や一部の箇所ではコーヒーやジュースも無料で提供されています。
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次回はセッションの内容に踏み込んでいきます。お楽しみに!